今回は、先週末に開催された競馬の祭典「日本ダービー(東京優駿)」に、ITエンジニアとしてのプライドとAI技術のすべてを懸けて挑んだ、情熱と涙のドキュメンタリーをお届けします。
結果から言うと大惨敗だったわけですが、データ分析から反省、そして現在のリカバリー戦略まで、エンジニアらしく「PDCAサイクル」を回しながら振り返っていきたいと思います。
前哨戦:AIモデルの選定と「狂気」の検証フェーズ
僕たちの日本ダービーは、レースの1週間前からすでに始まっていました。
今回は「AIを使って本気で勝ちにいく」をテーマに掲げ、複数の生成AIに過去のデータや出走馬の情報を学習させ、勝率をシミュレーションすることに。
リビングのPCの前に張り付き、プロンプト(指示文)を微調整しながら画面を睨み続ける日々。その姿を見た妻からは、「1日中PCの前に居て怖いんだけど…」とリアルに引かれる始末。しかし、これもすべては勝利のためです。
検証の結果、各AIの勝率シミュレーションは以下のようになりました。
- Copilot: 推定勝率 30% 〜 40%
- Gemini: 推定勝率 20% 〜 30%
「よし、ダービー当日はCopilotをメインエンジンに採用しよう」。そう心に決め、プロンプトをさらに最適化して本番へと備えました。ちなみに、ネットでの馬券の買い方すら怪しいレベルからのスタートだったので、前週のレースで「本当に予想通りに購入できるか」のシステムテスト(検証)も怠りませんでした。準備は万端です。
ダービー当日:銀行システム時代の戦友たちと挑んだ本番
迎えたダービー当日。集まったのは、僕が以前、銀行のシステムを担当していた時代に苦楽を共にしたエンジニア仲間5人。
僕たちがこれほどまでに本気で予想を頑張っているのには、ある理由があります。 それは、「いつかこのメンバーで集まった時に、みんなで万馬券を的中させて、最高の祝杯を挙げたい」という熱いロマンがあるから。
「AIの導き出した答えと、エンジニア5人の頭脳があれば勝てる!」
…そう確信して挑んだレースの結果は、全員、見事なまでに惨敗。 銀行の基幹システムを支えていたエンジニアたちの緻密な計算は、競馬の魔物の前になす術なく打ち砕かれました。AIの予想を信じて修正を重ねたプロンプトも、お馬さんの走る気分の前には無力だったようです。
僕は今回が3回目の競馬参加でしたが、ダービー単体での収支は-3,200円。 さらに、興味本位で他のレースにも手を出してしまっていたため、直近2週間のトータル収支は恐ろしいことになっていました。
過去2週間の「デスマーチ」収支報告
ここで、目を背けたくなる現実(監査データ)を共有します。
- 5/23(土): -8,600円
- 5/24(日): +180円
- 5/30(土): -6,000円
- 5/31(日): -4,480円
- 2週間トータル:-18,900円
普通にS&P500とかの高配当株を買っておけば良かった……と、激しい後悔が脳裏をよぎりました。投資の世界なら手堅い運用ができるのに、競馬のボラティリティ(変動率)は高すぎます。完全に予算管理がバグっていました。
反省を生かした新戦略:頭数制限と「予算1,000円」のローリスク運用
しかし、エンジニアたるもの、システム障害(大負け)をそのまま放置するわけにはいきません。この2週間の手痛い反省を生かし、即座に「運用ルールの仕様変更」を実施しました。
策定した新ルールは以下の2点です。
- ターゲットの絞り込み: 予想の不確定要素を減らすため、頭数の少ない「6〜9頭立て」のレースのみを対象とする。
- 厳格な予算管理: 土日の予算はそれぞれ「1,000円リミット」とする。
この新仕様のもと、再びAI(CopilotやGemini)とタッグを組んで、地道な回収フェーズへと移行しました。
そして迎えた本日、6月6日(土)。 新ルールの結果は……「+750円」!
大幅なプラスではありませんが、予算1,000円という低リスク運用の中で、確実にプラス収支を出せたことは大きな進歩です。AIとの協調フィルタリング(?)が、頭数の少ないレースで見事に機能しました。
まとめ:万馬券のロマンを追いかけて(分かっちゃいるけど…)
今回のダービーは大敗に終わり、2週間で18,900円を失うという手痛い勉強代を払いました。
ここで、猛烈な自己批判をひとつ。 当ブログで日頃から掲げている「将来のガチな資産形成・ライフプランの目標」を本気で達成するためには、こんな競馬なんて絶対にやらない方がいい(むしろ全力で逆行している)ということは、僕自身が一番よく分かっています(笑)。ロジックで考えれば、この資金も普通に堅実な株式投資に回すべきなのは言うまでもありません。
ですが、AIのプロンプトを叩き、元同僚たちとあーだこーだ言いながら夢を追う時間は、金額以上の価値があった(と思いたい)です。
今回策定した「予算1,000円」の手堅い新ルール(リミッター)を徹底遵守し、本業の資産形成に影響を出さない「完全な趣味の範囲」でじわじわとリカバリーを目指します。そして、いつかあの5人で「万馬券」のシステムを完全攻略して綺麗に引退したいと思います。
皆さんも、AI予想を活用する際は、予算の「オーバーフロー」と、ご自身の「本命の人生設計」への影響にくれぐれもお気をつけください!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。


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