【第4回】Azure Portalを歩いてみよう!〜「自走する力」を身につける構築の第一歩〜

IT・技術

1. はじめに

第3回までで、知識とお財布の守り方はマスターしましたね。
今回からはいよいよ実践編、Azure Portal(管理画面)にログインしてみましょう!

インフラエンジニアとしての「最初の一歩」は、画面を眺めることではなく、「自分の環境を自分の手で動かすこと」から始まります。


2. 【準備】Azure Portalへのログインと「最初の壁」

さあ、Azure Portal にアクセスしましょう。 ここで、多くの初心者が「AADSTS50020(アカウントがない)」というエラーに遭遇して立ち止まってしまいます。

実はこれ、職場のアカウント情報がブラウザやWifi環境に残っていると起こる「クラウドあるある」です。もしログインで弾かれたら、以下の「3大処方箋」を試してください。

  • シークレットモード:ブラウザの記憶を完全にリセットして入り直す。
  • ネットワークの切り替え:スマホのテザリングを使い、職場の環境から物理的に離れる。
  • URLの工夫:URL末尾に ?auth=msi を付けて、個人窓口から強制的に入る。

こうした「接続トラブル」を自力で解決する力こそ、インフラエンジニアに最も求められる資質です。


3. 本格的な構築の前に:あえて「画面画像」を載せない理由

今回の記事では、操作画面のキャプチャをなしにしています。それには2つの理由があります。

  1. 「最新」を追いかける力を養うため Azureの画面は「生き物」です。Microsoftにより日々UIが改善されており、僕が今日撮った画像も、明日にはボタンの位置や名称が変わっているかもしれません。
  2. 僕自身の「ガチ学習」の証 実はこの連載を準備するために自前環境で検証を重ねすぎた結果、無料クレジットをすべて使い切ってしまいました(笑)。

現場に出れば、古いマニュアルが通用しない場面ばかりです。あえて画像に頼らず、「Microsoft公式の最新ドキュメント」を片手に、今の自分の画面と向き合ってみてください。その「自走する力」が、あなたを本物のエンジニアに変えます。


4. 実践:街の「区画」と「敷地」を作ってみよう

ポータル上部の「検索バー」を使い、以下の2つを作ることが今回のゴールです。

ステップ①:リソースグループ(区画)を作る

  • 検索バーに「リソースグループ」と入力して選択。
  • 名前:rg-myfirstproject-eastjp
  • リージョン:「Japan East(東日本)」を選択して作成。

ステップ②:VNet(仮想ネットワーク:敷地)を作る

  • 検索バーに「仮想ネットワーク」と入力して選択。
  • 先ほど作ったリソースグループを選択し、名前を vnet-myfirstproject に。
  • リージョンはリソースグループと同じ「Japan East」で作成。

5. プロの「お作法」:命名規則(Naming Convention)

リソース名をつける際、適当に名前を決めるのは素人です。

  • rg-:リソースグループ
  • vnet-:仮想ネットワーク

このように、一目で役割がわかる接頭辞をつける癖を今からつけておきましょう。現場で構成図を見た時に「お、わかってるな」と思われるポイントです。


✍️ 今日のトレーニング(宿題)

  • Q1:Azure Portalで、目的のサービスを最速で探す場所はどこ?
  • Q2:画面が記事の説明と少し違う時、エンジニアとしてどう行動するのが正解?
  • Q3:リソース名の先頭に rg- などをつけるルールのことを何と呼ぶ?
  • Q4:今回作成した「VNet」は、街づくりに例えると何に当たる?
  • Q5:作成したリソースが一覧に表示されない時、まず押すべき「🔄」のボタンは何?

💡 終わりに

ログインに苦戦した方も、無事に土地(VNet)を作れた方も、今日の一歩は大きな前進です。 もし画面操作で「どうしてもここが分からない」という場所があれば、遠慮なく Twitter(@DramaticInfra) で話しかけてください。

次回は、これをもっとスマートに。 「第5回:開発環境を整える(VSCode・GitHub・Copilot)」 です。 いよいよ、エンジニアらしい「コード」の世界へ一歩踏み出します!

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