福岡旅行2日目:大濠公園の朝活から太宰府の梅、そして「鶏皮」の迷宮へ

エンジニアのライフハック

福岡旅行の2日目。予報通りの快晴だ。 前夜、人生初のスナックで昭和レトロなインフラに触れた心地よい疲れはあったが、この日は朝6時半に自然と目が覚めた。旅先での早起きは、その街の「素顔」を覗き見るための特権だ。

今回の目的は、福岡のオアシス「大濠公園」への散歩と、そこでのモーニングコーヒーである。

07:30 六本松の「Basking Coffee」で出会った、コーヒーの深淵

まずは電車に揺られ、大濠公園の隣駅、六本松へ。 目指すは「Basking Coffee ropponmatsu」。正直に言えば、この店を選んだ理由は「この時間に開いているおしゃれなカフェがここしかなかった」というだけなのですが、この辺のカフェは11時ごろのオープンが多いので差別化されているのである。

しかし、足を踏み入れて驚いた。 同行した30代のメンバーは、自他共に認めるコーヒーマニア。彼が開口一番、「ここのエスプレッソマシン、普通のお店が導入するものより数十万は高いハイエンドモデルですよ」と呟いた。その一言で、ここが単なる「朝早く開いている店」ではなく、徹底した「こだわり」の基盤の上に立つ店であることを理解した。実際店内に多くの人がいて繁盛していた。

そこで目に飛び込んできたのが、なんと「中国産のコーヒー豆」。 コーヒーベルト(赤道を挟んだコーヒー栽培に適した地域)のイメージが薄い中国でコーヒー?と驚く読者も多いだろう。私も人生で初めて目の当たりにした。

チャレンジ精神を奮い立たせようとしたが、結局「安定稼働」を求めてカフェラテを注文。しかし、店員さんの厚意で中国産コーヒーの試飲をさせていただいた。その味を一言で表現するなら……「独特」だ。お世辞にも万人に受ける華やかさとは言い難いが、その複雑な土の香りのような風味は、一度体験すると忘れられない。ぜひ皆さんの舌でも味わっていただき感想を聞かせてみてほしい。

08:30 大濠公園、そこは皇居を超える(?)ランナーの聖地

カフェを後にし、念願の大濠公園へ。 足を踏み入れた瞬間、その広大さと清々しさに圧倒されたが、何より驚愕したのは「ランナーの密度」だ。朝8時前だというのに、視界に入る人間の8割が走っているのではないかというレベル。 「これ、皇居周辺よりランナー多いんじゃね?」 思わずそう口に出てしまうほどの熱気だ。福岡というコンパクトシティが持つエネルギーの源泉を、このランニングコースに見た気がした。

公園を一周し、中にあるスターバックスへ。ここのスタバもまた、ロケーションが素晴らしい。犬を連れた上品な地元の方々がテラスで寛ぐ姿は、まさに理想の休日インフラ。私たちもその風景の一部になりながら、しばし贅沢な時間を過ごした。

11:00 博多駅の「ミニオン」と、お土産ハック

博多駅に移動し、私の今回最大の「推し」を回収しに行く。 クロワッサン専門店「ミニヨン(MIGNON)」だ。 断言するが、ここのクロワッサンは私の人生で一番旨い。かつて横浜駅にも店舗があったが、撤退してしまったのが悔やまれてならない。

迷わず「さつまいも」をチョイス。甘いクロワッサン生地と、ホクホクしたさつまいものマリアージュは、行列に並んででも確保する価値がある。

そのまま駅のお土産コーナーへ。 ここでアドバイスだが、お土産は空港よりも博多駅で買うべきだ。確かに荷物にはなるが、天神や空港を凌駕する「品揃え」がここにはある。同行者の皆さんとあーだこーだ言いながら選ぶ時間は、旅の醍醐味そのものだ。

ホテルに戻り、買いたてのクロワッサンをメンバーでシェア。その後、ランチは水炊きの定食をいただいた。お店の名前を失念してしまったのが痛恨の極みだが、透き通ったスープの旨味に、福岡の食文化の層の厚さを改めて実感した。

14:00 太宰府天満宮 ― 学問の神様と「梅ヶ枝餅」の最適解

午後は、福岡観光のメインフレーム「太宰府天満宮」へ。 学問の神様ということで、すでにキャリアを歩んでいる私たち社会人には一見無関係に見えるが、境内に咲き誇る梅の花と、2月のぽかぽかとした陽気は、最高の散歩コースだった。

そして、太宰府といえば「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」だ。 境内の茶屋で焼きたてを頂いたのだが、ここで一つの「論争」が巻き起こった。 「梅ヶ枝餅を出す店は山ほどあるが、結局どこで食べるのが正解なのか?」 神社の中で風情と共に味わうべきか、門前の行列ができる有名店で味を追求すべきか。 もし正解を知っている福岡通の方がいれば、ぜひコメントで教えてほしい。

18:00 鶏皮15本の衝撃と、幻の「ブラックモンブラン」

ホテル周辺に戻り、この日もサウナと大浴場へ。土曜日ということもあり、昨日ほどの貸し切り感はなかったが、太宰府で歩き疲れた足には最高のリセットとなった。

夜のご飯は、博多名物「とりかわ 粋恭」。 ここの鶏皮串は、いわゆる「タレを塗って焼く」だけの代物ではない。何度も焼いては寝かせ、脂を落とし、旨味を凝縮させた芸術品だ。 「あまりお腹空いてないかも」と言っていたはずのメンバーが、気が付けば一人15本ほど平らげていた。この「無限に食べられる」仕様は、もはやバグに近い。

締めは中洲の「ラーメン鳴海」へ。 2日連続の締めラーメンだが、昨日の「きりん」とはまた違う表情のスープに、福岡の懐の深さを知る。

そしてこの日の深夜、ついに「彼」に出会った。 九州っ子のソウルフード「ブラックモンブラン」だ。 初日からコンビニやスーパーを巡り、DBをフルスキャンする勢いで探していたのだが、どこにもない。店員さんに聞いても「その辺にあるやろー」と驚かれる始末。ようやく見つけて口にしたそのクランチの食感は、探し回った苦労を忘れさせるほど格別だった。

2日目の総括

朝の洗練されたカフェから、歴史ある太宰府、そして夜の鶏皮とラーメン。 福岡という街は、新しいものと古いものが、絶妙なバランスで共存している。

3日目はどんな「未知の仕様」が待っているのか。 期待に胸を膨らませながら、博多の夜は更けていった。

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