【第6回】魔法の杖「Terraform」解禁!AIを相棒に自分専用サーバーを設計しよう

IT・技術

1. そもそも「Terraform」って何?

一言で言うと、「インフラの設計図をコードで書き、自動で組み立ててくれるツール」です。

通常、Azureでサーバーを作るには画面を何度もクリックしますが、Terraformを使えば「こういう設定のサーバーが欲しい」とテキストファイルに書くだけ。一度コードにしてしまえば、同じものを何度でも正確に作れるようになります。

2. 整理整頓:まずは「3つの空ファイル」を用意しよう

プロの現場では、1つのファイルにすべてを書くのではなく、役割ごとにファイルを分けるのが一般的です。まずはVSCodeの任意な場所で以下のフォルダ構成を作ってみてください。

azure-study/
├── main.tf        # 【設計図本体】リソースをどう組み合わせるかを書く場所
├── variables.tf   # 【変数の定義】どんな「設定項目」があるかを宣言する場所
└── terraform.tfvars # 【設定値】実際の名前や場所などの「値」を書き込む場所

なぜファイルを分けるの?

  • variables.tf: 「ここは後で変えるかも」という項目にラベルを貼るイメージです。
  • terraform.tfvars: ラベルに対して「具体的な中身(名前など)」を入れる場所です。
  • main.tf: ラベルを使って、実際に組み立てる指示書です。

この形にしておくと、名前や場所を変えたいときに main.tf をいじらなくて済むので、ミスが激減します。


3. 【実践】GitHub Copilotに「指示」を出してみよう!

ここからが本番です。第5回で導入したAI(GithubCopilot)に、設計図を書いてもらいましょう。

しかし、AIはあくまでコードを書く際の効率を上げてくれるもの。支援ツールでしかないことを認識しておきましょう。100%のコードを書いてくれるわけではないです。

80%くらいをAIで実装して、コードを理解しながら残りの20%を修正していくのが一般的なイメージです。

ステップ①:variables.tf で変数を宣言する

variables.tf を開き、1行目にこう打ってみてください。

Azureのリソースグループ名と場所を変数として定義して

あとは EnterTab キーを押すだけ。AIが変数の型や説明文を提案してくれます。

ステップ②:terraform.tfvars で値を決める

terraform.tfvars を開き、こう打ちます。

「rg_nameに "rg-terraform-study"、locationに "Japan East" をセットして

AIが勝手に値を書き込んでくれるはずです。

ステップ③:main.tf でインフラを召喚する

いよいよ本体です。main.tf を開き、以下の指示を伝えてください。

「variables.tfの変数を使って、リソースグループ、VNet、Subnet、Ubuntu VMを最小構成で作って」

どうですか?ズラズラっとコードが浮き出てくるはずです。

⚠️ 「AIがうまく動かない」「正解をすぐ見たい」という方へ 学習を止めないために、私が作成した「動くサンプルコード」を別記事に置いておきます。まずはAIと格闘してみてください!


4. 魔法を実行する3ステップ

VSCodeのターミナルで以下のコマンドを順番に打ち込みます。

  1. terraform init(初期化):Terraformが道具箱を揃えます。
  2. terraform plan(予習):AIと作った設計図が正しいか、Azureが確認してくれます。
  3. terraform apply(実行!)yes と打ち込めば、Azure上にあなたのサーバーが誕生します。

5. 最後に必ず「更地」に戻す

クラウドは「動かしている時間」にお金がかかります。遊び終わったら必ずこの魔法で後片付けをしましょう。

Bash

terraform destroy

✍️ 今日のトレーニング(宿題)

  • Q1:AI(Copilot)に指示を出すとき、一番うまく伝わった「言葉(プロンプト)」は?

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